令和6年産 うちの森のくまさん
成分診断結果発表!
アミロース含量 19.1%
お米の粘りと硬さのバランスを左右するアミロース。
アミロースはデンプンの一つで、
アミロースが多いとお米は硬くパサパサします。
少ないほど美味しいわけではありません。
バランスが大切です。
アミロースが少なくて美味しいお米の
代表的な品種があの「コシヒカリ」です。
ちなみにコシヒカリは平均19.0%
稲が育つときの気温が高く、日射量が多い時は
アミロースの含有量が低くなり
粘りのあるお米ができます。
今年は日射量には恵まれたんですが…
昨年より0.1%高いですが、まぁ合格点です。
蛋白(タンパク)含量 6.2%
熊本県推奨米の品質基準は7.0%以下です。
タンパク質はお米の大切な栄養分の一つですが
タンパク含有量が高いと食味は落ちます!
理由は、
お米のタンパク質のうち、10〜20%は
人間が消化できないプロラミンという成分だからです。
これがご飯のパサパサ感のもとになるんですね。
気候に影響されるアミロースに対し、
タンパク質は栽培管理方法に影響します。
特に窒素肥料(化学肥料)は強く影響するので
うちでは 完熟たい肥(有機肥料)
しか使いません。
昨年よりも0.3%落ちました。
目標値にだいぶ近づいています。
この目標値、JA職員の方は
「厳しすぎるんですよ!」と言ってました。笑
水分含有量 14.4%
美味しいお米の品質基準は14.0~15.5%
14.0%以下のお米は炊飯する時にヒビ割れを起こし
デンプンが糊となって流れ出るためベットリして
食味が悪くなります。
理想的な水分含有量でした。
上の等級検査では14.0ですが、
測定器で多少の誤差は出ます。
水分は乾燥や貯蔵の仕方で変化しますので、
なるべく、冷蔵庫の野菜室や
お米専用の保冷庫での保存をお勧めします。
美味しく召し上がって頂けたら嬉しいです。
※ 毎年ほとんど数値的に変化がないため
このページは数値しか変えておりませんので
あしからずご了承ください。